MEMBER'S STORY

#3

社員インタビュー

描いたアイデアが、
圧倒的なスケールで現実の空間へ

#3

森部 真輝 MORIBE MASAKI

|やりがいを感じるのはどんな時?

空間がエンターテインメントに変わり、シミュレーションが現実を超える瞬間。

私はテクニカルディレクターとして、映像コンテンツの制作から、プロジェクターの投影システム設計、そして現場でのイントレや電源といった施工の統括まで、空間演出が成り立つまでの制作・技術両方の役割を担っています。
一旗への入社から1年足らずですが、すでに国内外を含め20か所ほどの現場に携わってきました。キャリアや社歴に関係なく、「やりたい」という熱意があれば難易度の高い現場も一任される裁量の大きさが、一旗の最大の魅力です。

最も印象深い挑戦は、私の地元・名古屋で開催され12万人以上を動員した「動き出す妖怪展 NAGOYA」です。世界初の妖怪をテーマにしたイマーシブアートミュージアムで、私は「妖怪裏小路」という部屋の構成から映像制作、現場調整までの全てを担当しました。
「人間が妖怪の世界を覗き見る」という非日常的な賑わいを作り出すため、短い制作期間の中で技術的な試行錯誤を繰り返しました。

この仕事で最も心が躍るのは、自分の頭の中で描いたシミュレーションが、実際の空間にプロジェクションマッピングとして具現化された瞬間です。
複数のプロジェクターの映像を、対象物に正確に重ね合わせる「マッピング調整」がピタリと決まった時の達成感は、技術のスペシャリストとして唯一無二の喜びがあります。

かつてない規模の来場者が自分の作った映像に没入し、驚きの声を上げている光景を目の当たりにした時、この仕事の影響力の大きさを実感しました。
以前は「自分好みの作品を作る」ことに注力していましたが、今は「この技術を駆使すれば、レベルの違う感動を世界中の人に届けられる」と確信しています。


|成長を感じたことは?

複雑な城と格闘し、圧倒的な「現場対応力」を手に入れた。

テクニカルディレクターとしての力が一番試され、自分自身の大きな成長を感じたのは、福島県会津若松市の「鶴ヶ城」で開催されたプロジェクションマッピングです。
会津若松市のシンボルである天守閣へのマッピングは、私にとって非常に大きな挑戦でした。

直面した最大の壁は、鶴ヶ城ならではの「複雑な投影面」です。平面的なスクリーンとは異なり、お城は複雑な凹凸が何層も重なっています。
そこに斜めから歪みのない精緻な映像を投影するには、システム設計の段階から極めて高度な計算が求められました。
使用するプロジェクターの台数もスケールも、これまでの現場とは比較にならない規模でした。

どの位置から、どのレンズを使えば最も美しく見えるか。現場下見から何度もシミュレーションを重ね、機材の選定、輸送、施工設営、そして最終調整まで全ての工程に関わりました。

現場では、施工条件の変更や環境による想定外の問題が次々と起こります。
しかし「何が原因か」を論理的に分析し、粘り強く課題を解決していくプロセスを繰り返しました。
現場で格闘する中で、次第にシステムの全体像が手に取るように理解できるようになり、問題を即座に解決する力が磨かれていくのを感じました。

プレッシャーのかかる中、自分が構築した投影システムをはじめ、映像・音響・照明がすべて連動した試写の瞬間。

夜の闇に浮かび上がった圧倒的な光景を目にして、これまでにない「現場力」が自分に備わったことを確信しました。
どんなにスケールが大きく難易度の高い現場でも、プロフェッショナルなチームの力と自らの技術で確実に成功させられる。この「現場対応力」は、今の私の最大の武器になっています。


|特に心に残ったことは?

国境も言葉の壁も越え、世界チームで創り上げる共通の感動。

技術的な達成感とは違った意味で深く心に刻まれているのが、東京・浅草の浅草寺で開催されたプロジェクションマッピングです。

来場者の半数以上が外国人観光客という現場で、投影がスタートした瞬間の光景は今でも忘れられません。
言葉による説明がなくても、私たちが映し出した「光の物語」を通じて、国籍も言語も違う世界中の人々が同時に歓声を上げ、感動を共有していたのです。
「最高の映像演出は世界共通の感動を届けられる」と肌で感じた瞬間でした。

この「世界に通用する」という手応えは、海外のプロジェクトでも強く感じています。
「動き出す浮世絵展」の海外展開のテクニカルディレクターを任され、入社1年足らずの間に台北、高雄、パリの海外3都市に出張しました。
言葉や文化の壁を越え、現地のスタッフと身振り手振りも交えながら必死にコミュニケーションを取り、日本チームと海外チームが一丸となって空間を創り上げていくプロセスは、国内とは全く違う熱量と刺激がありました。
日本とは異なる環境で無事に映像の調整が完成し、日本チームと海外チームが固く握手をして信頼を確かめ合ったあの感動は、一旗が世界へ発信するエンターテインメントの計り知れない可能性を感じた、忘れられない経験です。

休日の過ごし方

「世界の街角からインスピレーションを。遊びの感動を未来の演出へ。」

休日は心身をリラックスさせながら、新しいインスピレーションを探す時間を大切にしています。話題の美術展やテーマパークへ出かけるのが最高のリフレッシュです。 また、海外出張の際には現地での休日も満喫しています。パリ出張のオフの日には、日本のテクニカルチームでシャンゼリゼ通りを散策したり、世界的に有名なイマーシブ施設や光のショーを体験したりと、観光を楽しみながら世界最先端のエンターテインメントに触れることができます。純粋に楽しみながらも、ふとした瞬間に「光の演出の引き算の大切さ」を学んだり、「この演出、面白いな」「このテクニックを次のプロジェクトに取り入れられないか」と想像を膨らませてしまいます。遊びや旅の中で得た驚きを自分の中にストックしていく。そんな充実した休日が、明日から新しい世界を創り出すための大切な原動力になっています。

CONTACT

お問い合わせ

一旗が手がけるプロジェクト、イベント、コンテンツの新規のご依頼、メディア取材のご依頼、イベントに関するお問い合わせ・ご意見、協業のご相談、採用その他のお問い合わせは、以下のフォームからご連絡ください。

お問い合わせ

chevron_right
call

050 5361 6101

通話無料

0120 961 610

*対応時間:10:00~19:00